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ふつうの生活

生産ブログ。思うままに文章を書いてみます。

ストレスを力に変える方法をまとめてみた(2)

ストレス 心理学 読書 読書まとめ

ストレスを力に変えてやる!

ってことで、前回の続きです。前回の記事はこちら→ストレスを力に変える方法をまとめてみた(1)

一応、参考文献です(念のためもう一度)

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

 

(↑ 当たり前ですが、相変わらず美人です)

 

前回は、ストレスによって自分の人生の信念を見出す、そしてストレスを上手に利用してやる方法をまとめました。

今回は、ストレスを受けた時の人の身体の反応が、実際にどのようにして人や社会の役に立っているのかに着目したいと思います。

 

まず、ストレスを受けた時、人間はストレスに対して身体も心も何らかの反応を起こします。

心臓がドキドキしたり、汗が出たり...

しかし、人間のストレスに対しての反応は元々1種類しかなかったといわれています。

それが「闘争・逃走反応」と言われるもので、人間が身の危険を感じた時に起こる反応です。体内でアドレナリンが分泌され、心拍数が上がり、呼吸が速くなり、瞬時に行動を起こせるようになります。古来、人間が自分よりも強力な野生動物に出会ってしまった時(恐怖というストレスを感じる)など、危険なとき、緊急時にはこの反応によって身を守っていました。

現代でも火事場の馬鹿力などと言われる場面では、この反応が起きていると考えられます(10代の少女が重さ1.3トンのトラクターを持ち上げて下敷きになっていた父親を救出した例が挙げられています)

しかし、現代の比較的安全な日常生活の中ではこの「闘争・逃走反応」があまり役に立つことはありません。そこで、ストレス反応は人間の進化とともに、現代社会に適応していったのです。

そうして私たちのストレスに対しての反応として加わったのが

「思いやり・絆反応」

「チャレンジ反応」

といわれるものです。

 

ストレスは人を利他的にする(p105)

ラストゲームというゲームの参加者に対して行われた実験において、ゲームの前に参加者たちはグループ面接(模擬就職試験)と認知能力テストでほかの参加者たちと張り合いをさせられます(他人と比較されるというストレスに晒される

ゲームの前にグループ実験に参加した人(ストレスを与えられた人)と参加していない人を比較すると、ゲームにおいて見知らぬ相手を信用する確率が、ストレスに晒された人たちの方が50%高いことがわかりました(なんだか嘘みたいな話ですが、本当です)

これは、ストレスによって人間に「思いやり・絆反応」が起きていると考えられます。

 

「思いやり・絆反応」は社会的なつながりを強化する(p112)

ストレスによって人間の体内でオキシトシン(愛の分子、抱擁ホルモンといった呼び名がついています)が分泌される(思いやり・絆反応が起こる)ことによって、他者への思いやりが深まり、社会的な絆を築こうとします。他の人たちへの信頼が深まり、相手の役に立ちたいという思いが強くなるのです。

さらにオキシトシンは脳の恐怖反応を鈍らせ、逃げ出そうとする気持ちを防いでくれます。「思いやり・絆反応」は社会的なつながり、他者を思いやる気持ちを深めるだけでなく、あなたを勇敢にしてくれます。

悪いことが起きた時に家族のことを思い出したり、誰かとのつながりを求めてしまうのも、この反応です。ストレスによる「思いやり・絆反応」によって他者への「思いやり」を深めることができるのです(ストレスが力に変わっていますね!

 

「チャレンジ反応」は最高のパフォーマンスを引き起こす(p111)

ストレスがあってもそれほど危険でない場合は、「闘争・逃走反応」ではなく「チャレンジ反応」が起きます。

チャレンジ反応と闘争・逃走反応との違い

  • どちらも集中力は高まるが、チャレンジ反応においては恐怖は感じない
  • ストレスホルモンの分泌される割合が異なる。分泌されるストレスホルモンの内DHEA(簡単に言うと身体に良いストレスホルモン)の割合が高くなる。

プレッシャーのかかる場面(ストレスを感じる場面)では、「チャレンジ反応」によって精神的にも肉体的にも力が湧いてきます。アーティスト、アスリート、ミュージシャンなどがパフォーマンスに圧倒的な集中力を発揮しているのも、この「チャレンジ反応」によるものだと考えられています。

 

そしてそして今日のまとめ。

ストレスには3種類の反応がありそれぞれが役に立っている!

ストレスは力に変えられる!

今日のキーワード:「闘争・逃走反応」「思いやり・絆反応」「チャレンジ反応」

 

P.S.

ストレスを力に変えるまとめ第一回の記事(昨日書いたやつです)において、ストレスは身体に悪いという思い込み、それこそが有害なんだという内容を紹介しました。

しかしここで私は一つ、ものすごく大事なことを書き忘れていました。

それは、皆さん自身にストレスがふりかかってきたときに、それを自分にとってプラスのものであるという風に思い込んで欲しいということです。これは、本の中でもマインドセット介入という部分で述べられていて、重要な考え方です。

これからストレスに対しては人生の味をよくしてくれるスパイスなんだというくらいのプラスのイメージを持ち、利用してやる!と思ってください。おそらく著者のケリーマクゴニガルさん(本の表紙の美人な方)は本においてまずこれを最も伝えたかったのではないかと。

 

以上、昨日の書き忘れ補足でした。