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ふつうの生活

生産ブログ。思うままに文章を書いてみます。

「学力」の経済学 まとめ

最近読んだ本の中でもこの「学力の経済学」という本が面白かったのでちょびっと紹介しますね。

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

「学力」の経済学というタイトル、どんな内容の本なんだ?という感じですが...

帯を見てみるとですね、

  • ゲームは子供に悪影響?
  • 教育にはいつ投資すべき?
  • ご褒美で釣るのっていけない?

と書かれており、「子育て」と「主にその教育」に関して書かれているようですね。

自分がいつか子供を持って親になったとしたらすごく気になる内容になりそうですが、実際、この3つの疑問に関する答えはどうなのでしょうか?また、皆さんの予想はどうでしょうか...?

 

 

それでは早速まとめていきたいと思うのですが、

 まず、

ゲーム(テレビ)は子供に悪影響なのか?

→答えはNO

テレビもそうですが、私たちが考えているほどテレビやゲームそのものが子供にマイナスの影響を与えることはないと、本の中で結論づけられています。

ハーバード大学のクトナー教授らが中学生に対して行った大規模な研究によると、17歳以上の子供が対称になるような複雑なゲームは子供のストレス発散につながり、創造性や忍耐力を培うのにむしろよい効果があるということだそうです(ただし、1日2時間以上のゲームは子供に悪影響と述べられています)

「暴力的なゲームは子供に悪影響を与える!」と以前はよくマスコミなどが取り上げていましたが、あれは流行りものを叩いた結果とも言われています。

また、テレビやゲームをやめさせても子供の学習時間は増えない(テレビやゲームではない別の遊びに没頭してしまう)ということがわかっており、1日1時間ゲームをする子供とそうでない子供の学力にほぼ差はないそうです。

 

教育にはいつ投資すべき?

とにかく子供が小さいうちに行うべき

まず、人的資本の投資収益率(むずかしいですが、要はしつけや教育をしっかりすることによって子供が将来もたらしてくれる利益の率的なもの。)は子供の年齢が小さいうちほど高いことがわかっています。就学前がもっとも高く、その後は低下し続けるそうです。ただこれには「しつけ」といった人格形成やその他に体力、健康などへの支出も投資として含んでいるので、「それなら明日から子供を英会話塾に通わせよう」などと考えるのは間違っていませんが少し違います。

子供の人格形成などといった諸々も、もちろん子供への投資であるという点を理解した上で、1つの実験が結論の根拠となっています。「ペリー幼稚園プログラム」という、子供たちが就学する前に行われた教育プログラム。これはシカゴ大学のヘックマン教授らによって行われ、このプログラムを用いた実験が40年間に渡り行われました。

ペリー幼稚園プログラムとはそもそもなにか?これは、ペリー幼稚園という幼稚園において、通常よりも質の高い教育を提供するために行われたプログラムで、そのプログラムの内容としては

  • 子供6人を先生1人が担当
  • 1週間につき1.5時間の家庭訪問
  • 幼稚園の先生は修士号以上の学位を持つ児童心理学などの専門家に限定

など、他にもありますが、以上のようなちょっと手厚めな幼稚園教育をプログラムにおいて提供しました。少人数を1つのクラスとして先生が担当すること、親と先生が密接に話す機会がこまめに与えられていることなど、子供への質の高い教育を提供しようとしている点が伺えます。

そして、ペリー幼稚園プログラムの対象となり、質の高い教育を受けた58人の子供と、65人の一般的な教育を受けた子供をなんと卒園後40年間追跡調査し比較すると、大人になった後の彼らの間には大きな差ができていました。

プログラムを受けた子供たちはそうでなかった子供たちよりも

6歳時点でのIQ

19歳時点での高校卒業率

27歳時点での持ち家率

40歳時点での所得

などの数値において高いことがわかったのです。

このことから幼いときの教育の質が将来長くに渡って大切であることがわかります。1人1人が幼い頃に質の高い教育を受けることができれば、彼らが大人になったとき、社会全体としてもそのプラスの影響はとても大きなものになりそうですね。

 

子供をご褒美で釣るのっていけない?

→ご褒美で釣ってもよい!

 ただしご褒美の与え方が重要です。本を読む、勉強をするなどといったインプットに対してご褒美を与えることが重要です。「テストでいい点をとったらご褒美をあげるよ」といったアウトプットに対してのご褒美はあまり効果がないことがわかっています。

「テストでいい点をとる」とご褒美がもらえるとしても、テストでいい点を取るために何をすればよいかが子供たちは具体的にわかっていないため、成績の向上はご褒美を目標にさせてもさほど見込めません。一方で「これだけ勉強したらご褒美をあげるよ」などと、具体的に何をすればよいかがわかればご褒美は子供たちの明確な目標となり、効果を生み出すことがわかっています。

また、ご褒美は子供の勉強する楽しさを失わせてしまうのではないかという懸念がありますが、心理学の手法を用いた実験によって、ご褒美は子供の一生懸命勉強するのが楽しいという気持ちそのものを失わせていなかったことがわかりました。子育てをされてる方は、安心してご褒美にチョコレートをあげてください。

 

そして最後に!

初回の読書まとめを終えての感想。

普通に、しんどい。

これは月1ペースになりそう!!もしくはもっとざっくりまとめれるように読書の方法まとめの方法を変えないといけませんね。

それにおそらく長い文章は読んでいても楽しくないと思われるので、文章力そしてまとめ力を鍛えねばならぬなあ。。

以上、本日の反省でした。

 

それではまた。